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難しい検索ワード選び。テストツールとしての検索連動型広告【SEOの話】

 

◆ホームページビルダーという言葉が示す意味
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「ホームページビルダー」という言葉、聞いたことありますか?

IBM社製のあのホームページ作成ソフトの名前です。

ホームページに興味がある方は、一度は聞いたことがあることと思います。

私にとっても「ホームページビルダー」=あのソフトのことで、
その名前を聞くと、ホームページ素人の頃にソフト操作で悪戦苦闘した記憶が蘇ります。

以来、私の中では「ホームページビルダー」=あのソフトの名前だと、
完全に刷り込まれておりました。
“違った使い方がある”と気付かされた、ちょうど一年前の12月まで。

それは「ホームページの更新が出来ずに困っている」という株式会社サンケンの遠藤社長の悩みを聞いていたときの話です。

———————
『ホームページビルダーが動いてくれなくて困ってるのよ』と遠藤社長

なるほど、ソフトの操作方法が解らないんだな?と勝手に判断した私は
「確かに、操作が面倒ですよね。どの操作がわからないんですか?」と聞き返します。

遠藤社長、少し困惑しながらも
『、、外部の人間だから強く言えなくて。それに毎回お金も取られるし。』と答えます。

あれ?何かがおかしい。
ソフトの話をしていたはずなのに、人間?外部の?
なんのこっちゃ?

何のことだか解らず混乱しながらも、”お金を取られる”というフレーズから推測して尋ねました。

私:
「外部の業者さんにお願いしているんですか?」

遠藤社長:
『そうなの。○さんっていう外部のビルダーさんにお願いしてるんだけど、動きが遅くて』

なるほど!
私はようやくここで気付きました。

遠藤社長にとっては、
「ホームページビルダー」=「ホームページを作り上げる(ビルドする)人」
という意味だったのです。
———————

“人によって使う言葉がまったく違う”と、
再度学ばせていただいた瞬間でした。

 

◆検索ワードも人によって異なる
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ホームページビルダーの意味が遠藤社長と私で違ったように、

検索で調べるワードも人によって変わります。

例えば「オートバイ」というワードならば、

人によっては
・「バイク」だったり
・「モーターサイクル」だったり
・「自動二輪」だったり
・「単車」だったりします。

これだけワードがあると、
どのワードで検索上位表示対策をすべきか悩んでしまいます。

単純に検索数だけならば「バイク」(約530,000回検索)を選べばよいのですが

検索数だけではない微妙な違いがあるのが、ワード選定の難しいところです。
(⇒「検索数が多いだけではダメ!?続ホームページの立地条件【SEOの話】」もオススメ)

例えば、

「自動二輪」は”免許”というワードとセットで教習所探しに使われることが多く、

「モーターサイクル」は”ショー”というワードとセットでモーターサイクルショー目当ての検索に使われます。

このように、ワードによってその指向性が異なるため、
一概に「バイク」が最適なワードだとは言えないのです。

 

◆はずれワードの上位表示は徒労に終わる
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ワード選びの難易度は、その業界によって変動しますが、

難しいという事実は変わりません。

選んだワードが「儲かるワード」に当たれば良いのですが

「まったく儲からないワード」に当たってしまうこともあり、
しかもその事実は、上位表示が達成できて初めて発覚します。

なぜならば、検索上位に来るまでそのワードで集客ができず、
そのワードの効果が解らないからです。

もちろん、入念な調査・検討である程度の予想は出来ますが、
「売って初めて売れる商品かどうか解る」のと同じように、
検索対策も上位表示で初めて儲かるワードかどうか解る部分が多いのです。

辛く苦しい検索上位表示対策をやりぬき、
なんとか数多のライバルに打ち勝ち、
やっとの思いで上位表示を達成したというのに、
まったく儲からない!

なんていう不幸が普通に起こります。

事実、私自身もこの不幸を体験しており、
前回のコラムに掲載した
「ホームページの作り方」というワードがホームページ業者に適していないという話は、
私自身の体験談です。

出来るのならば、そんな不幸は避けたいところですよね。

 

◆テストツールとしての検索連動型広告
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そんなときに役に立つのが、検索連動型広告です。

検索連動型広告とは、
お金を払うことで検索結果画面に広告を載せることができる仕組みのことです。

 

↑赤枠部分が検索連動型広告で表示されたリンクです。
お金を払うことで、いきなり検索結果のトップページに表示させることができるため、

素早くワードの有効性について検証することが可能です。

素早く検証できるこの手法で効果が見込めると判断してから、
時間と手間のかかる検索上位表示対策に取り組めば無駄が少なくなります。

通常は「集客手段」として認識されている検索連動型広告ですが、

検索上位表示対策を行う前のテストツールとして使うこともできます。

検索上位表示対策を行う前には、
必ずテストを行うことをお勧めいたします。

*検索連動型広告の出稿方法など詳細については今回割愛します。
 どうしても知りたい人はメッセージをください。
 反響が多い場合、別途特集を組んで紹介するかも知れません。

 

◆まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
微妙な差で変わるのが検索ワード選び。

はずれワードの上位表示対策は徒労に終わる
 検索連動型広告で事前にチェックがオススメです

【遠藤社長のその後の話】
上記エピソードで登場した遠藤社長は、なかなか動いてくれないビルダー(業者)さんに見切りをつけ、自社内更新の道を辿りました。未だに「ホームページビルダー」というソフトの名前を知らない遠藤社長ですが、地道にホームページを成長させ、着々とノウハウを蓄え、確実に成果を出していらっしゃいます。
知らないことでも果敢に挑み、成果を出す!そんな遠藤社長に感銘いたします。

【復習】ホームページの立地条件は検索順位と検索ワード
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前回のコラム「ホームページにおける立地条件。賃料とSEOの話。」
でお伝えした内容のカンタンなおさらいです。

——
リアル店舗の集客で重要な立地条件。

ホームページの集客にも、同じように重要な物が存在します。

それは、検索順位と検索ワードです。

検索したときの結果ページ内で上位表示されれば、
それだけ人目につきやすく、集客につながりやすくなります。

また、上位表示されている検索ワードが実際によく検索される言葉ならば、
それだけ多くの人に発見してもらえ、大きな集客数が見込めます。

まとめると、

よく検索されるワードで検索結果に上位表示されることが、

ホームページの良い立地の条件です。
——

前回のコラムをまだ読んでいない方は、ぜひご一読を
⇒「ホームページにおける立地条件。賃料とSEOの話。」へ

今回のコラムでは、
良い立地の条件「検索ワード」について、
前回のコラムで触れなかったお話をさせていただきます。

 

◆人通り=検索数が多くてもダメ!?な立地条件
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実際に店を構えるリアル店舗における立地条件のお話です。

単純に考えると「人通りが多ければ儲かる」ように見えるのですが、
実はそれだけでは無いのが立地条件の深いところのようです。

起業SNSの会員で、リアル立地条件に詳しい”ソルブマン”さんも、
『「人が集まるから売れる」わけではない』と日記に書かれております。

人通り以外の要素は多数あり、例えば、

「どんな目的の人が通っているか」で、立地条件は大きく変わります。

観光地であれば、旅行客が多く往来することになります。
旅行客が求める「ご当地グルメの店」にとっては良い立地と言えますが、
いつもの定番料理を出す「お袋の味の店」には良い立地とは言えません。

逆に、一人暮らしの多いベッドタウンであれば、
母親の味に飢えた一人暮らしの男性が足を運んでくれるため、
いつもの定番「お袋の味の店」にとっては良い立地条件です。

このように、人通りの多さだけでなく他の要因が絡んでくるのが
立地条件の深いところです。

ホームページでも同じように、
「人通りが多い=検索が多い」というだけでは、
集客に結びつかないのです。

リアルな立地条件については私の専門外ですので、ボロが出る前にお茶を濁し、
本題のホームページの話へ進みます。

 

◆検索数だけではない、検索ワードの条件
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リアルの立地条件が、
「どんな目的の人が通っているか」で大きく変わるように、

ホームページでも、
「どんな目的の人が検索しているか」で大きく立地条件が変わります。

いくら検索数が多くとも、
その目的によっては、集客効果が期待できない場合があるのです。

例を上げて説明します。
———————————-
「旅行」という検索ワード
一月に約800,000回も検索されている、超人気ワードですが、
「ベビー用品を扱うホームページ」には良いワードではありません。

旅行とベビーグッズには何の関係性もありません。
その上、ベビーグッズが必要な人は子育てで休み無しという場合が多く
休みが無ければ行けない旅行とは相反するものです。

例え80万人が目の前を通ったとしても、誰も足を止めてはくれないでしょう。
———————————-

、、、、

これは極端すぎる例えでしたね。

『そんなの誰でもわかる!参考にならないぞ!』と言われてしまいそうです。

こんな誰でもわかる話だけではコラムとして物足りないので、
もう一つだけポイントをお伝えいたします。

そのポイントは、
「解り難い微妙な差」の例をご紹介して説明させていただきます。

 

◆解り難い微妙な差。検索する人の気持ちを考える
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月間約30,000回検索されている
「ホームページの作り方」というワードを例に出します。

このワードで検索する人は、当然「ホームページを作りたい」と考えています。

さらに付け加えると、月間約3万回という検索回数は、侮れない数です。
ホームページ関連のワードでは比較的検索数が多い部類のワードになります。

一見すると、ホームページ作成会社にとって良い条件の検索ワードに見えますね。

しかし、これが落とし穴。

実は、”微妙な差”があるのです。

「ホームページの作り方」で検索する人は
確かにホームページを作りたいと考えていますが、
それだけではなく、もう一つの想いを持っているのです。

それは、

、、、

“自分で作りたい!”という想いです。

要するに、

『ホームページは欲しいが作成会社には頼みたくない。なんとか自作したい!』

という考えの人が、「ホームページの作り方」で検索しているわけです。

当然、自分で作りたいと思っている人に作成会社が付け入る隙は無く、

いくら上位表示させても商売にはつながりません。

ホームページ作成会社にとっては「ホームページの作り方」は悪いワードとなります。

同じ理由で、

「クリスマスケーキの作り方」というワードは、
出来合いのケーキを販売する洋菓子店のホームページには向いておらず
「クリスマスケーキ予約」というワードの方が適しています。

このように、一見すると微妙な差に、大きな違いが隠されています。

検索する人の気持ちになって考えることが、検索ワード選びでは大切です。

 

◆まとめ
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検索数だけで決めてはいけない検索ワード
   検索ワードとホームページ内容の合致が重要

一見似た検索ワードでも、大きく違うことがある
   ワードに隠された気持ちを読み取ることが大切

 

 


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