技術屋必見!あなたとお客の間にある壁。例え話が有効です。【読ませるテク】
◆売上0!反応無し!私の失敗談 ———————- 時は2007年1月1日。 私の事業用ホームページは、悲惨なスタートを迎えました。 ・一ヶ月以上のあいだ売上0円! 「スタートと同時にバカ売れするぞ!」 そう信じていた私は、驚愕し、混乱し、途方にくれました。 「なぜだ?なぜ売れない!?何がいけなかったんだ!? このとき私は、ある間違えを犯していたのです。 私はその間違えに気づくまで、 ———————- 今回のコラムは、私が犯していた間違えの話です。 私と同じように一ヶ月も苦しむ必要はありません。
◆私の間違え【同業者だけがわかる説明】 私の犯した間違えは、 「同業者だけがわかる説明をしていた」ことです。 私が作ったホームページでは、 同業者からのお問合せばかりだったのが、何よりの証拠でした。 もちろん、私の商品の主要な顧客層は同業者ではありません。 要するに、 私のお客さんには、説明が一切伝わっていなかったのです。 お客さんに伝わらないのですから 当然、売上も0だし反応も無しという、悲惨な状態になるわけです。 これが、私の犯した間違えでした。 それだけ? そう!それだけです。 説明する相手を間違えていた!っていうだけのことです。 なんだかカンタンな間違えで、 そんな間違え誰もおかしそうにないのですが、 実は、多くの方が気付かないうちに間違えてしまうのです。
◆プロの自覚!自分の知識は特種だと心得る なぜ、気付かないうちに間違えてしまうのでしょう? それは、「知識の差」が目隠ししてしまうからです。 あなたがパソコンをまったく触れなかったときのこと、 ———— 「ダブルクリック」 普通に登場してくる専門用語に頭が混乱し、 『あぁー。もう何言ってるのかわかんねぇよ。』 しまいには、そんな愚痴もこぼれますよね。 では、パソコンを使える今の気持ちに戻ってください。 あなたがこのコラムを読んでいる時点で、 パソコンを使えるようになった今では 「ダブルクリック」「スクロール」 こんな言葉、説明する必要もないくらい普通の単語になりましたよね? 知らない人にとっては「難しい専門用語」が 知っている人にとっては「普通の言葉」になるものです。 だから、パソコンを教える側は間違えを犯しやすい。 「知識の差」が目隠しになっているんですね。 この「知識の差」は、 当然あなたの事業にも潜んでいます。 あなたが「自分の事業」に選んだ分野なのですから、 あなたは誰よりもその分野に詳しいはずです。 「自分の知識は特種なんだ!そのままじゃ伝わらない!」 と自覚するのが真のプロフェッショナルです。
◆”正確さ”より”解りやすさ”。例え話がオススメ! 「自分の知識は特種なんだ!そのままじゃ伝わらない!」 と自覚できたら、 次は具体的に行動に移す番です。 ここでオススメしたいのが「例え話」です。 例として、 “ソーシャルネットワーキングサービスなどの用語説明”、 相手を混乱させるだけで意味を成さず、 “ネット上の異業種交流会”と例えれば「なるほど」と伝わります。 例え話というと、 お客さんのためを思うのであれば、むしろ例え話を使うべきです。 正確な情報をお客さんに伝えたい!という心意気は素晴らしいですが、 いくら正確な話でも、その3分の1も伝わらなければ意味がありません。 「原文そのままで正確だが、理解しにくい英語版」 よりも 「違訳・超訳で原文からずれてしまうが、理解しやすい翻訳版」 の方が解りやすいし、嬉しいものです。 極論ですが、 プロから発信される正確な情報は、 英語と同じくらい理解が難しいものです。
◆まとめ 壁を壊すのは「例え話」 【編集後記っぽい一言】 IT系の技術雑誌、読んだことありますか? 読んだこと無い人は、怖いもの見た差でぜひ一度本屋さんで立ち読みしてください。
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