騙されていませんか? 「検索上位なら儲かる」という嘘
■=今回の目次============================■
1.騙されていませんか? 「検索上位なら儲かる」という嘘
2.「検索で上位に来る⇒アクセスが増える」に隠された嘘
3.「アクセスが増える⇒購入者数が増える」に隠された嘘
【次回予告】ホームページの内容の良し悪しを判断できる方法とは?
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■┐1.騙されていませんか? 「検索上位なら儲かる」という嘘
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「検索で上位に来れば、ホームページへのアクセス(来客数)が増えます。
だから、検索上位に来れば儲かるんです!」
ホームページに詳しい方は、一度は聞いたことがあるのではないですか?
1.検索で上位に来る
↓
2.アクセス(来客数)が増える
↓
3.購入者数が増える
↓
4.だから儲かる
という流れなので、一見本当そうに感じますよね。
でも実は、
半分本当ですが、半分嘘なんです。
よーく見ると隠れた嘘が見えてきます。
よーーく考えてみてください。
|1.検索で上位に来る
| ↓
|2.アクセス(来客数)が増える
これは本当でしょうか?
|2.アクセス(来客数)が増える
| ↓
|3.購入者数が増える
これも本当なんでしょうか?
よーーーく考えてください。
疑ってください。
ここに、嘘が隠されているんです。
答えは、次章以降で解説しています。
■┐2.「検索で上位に来る⇒アクセスが増える」に隠された嘘
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|1.検索で上位に来る
| ↓
|2.アクセス(来客数)が増える
この図式に隠された嘘、
なんだか解りましたか?
「いや、、、いったい何だかまったく解らないよ」
という方。
こんな風に考えてください。
1.大通りに店を出す
↓
2.たくさんのお客さんが来る
一見あっている気がしますが、
実は、ある思い込みを利用して嘘を隠しています。
「大通り = 人がいっぱい通る」
という思い込みです。
大通りといえば、町のメインストリート。
たくさんの人が通っているというイメージがあります。
でも、
過疎化が進んだ田舎の大通りでも人はいっぱい通るでしょうか?
答えは、NOですよね。
その地域の他の通りに比べて人は多いかもしれませんが、
ほとんど住民がいない地域の大通りでは、やはり人通りはほとんどありません。
重要なのは、
「多くの人が通る大通りに店を出す」ことです。
◆人が通る大通りって、ホームページの検索で言うと何なの?
これをホームページの検索で考えてみると
「多くの人が通る大通りに店を出す」
=「よく検索される単語で検索上位に来る」
と言えます。
例えば、
今話題(少し遅い?)の「Wii」で検索上位に来れば、
たくさんのアクセスが見込めます。
でも、「あぬもすねふよを」という、意味の無い言葉で検索上位に来ても、
そんな言葉を検索する人はいないので、アクセスは増えません。
上の例は極端ですが、
検索上位といっても、「何の言葉で上位に来るか?」が重要だということです。
◆隠された嘘
「検索上位に来る」だけではだめ
「検索される単語で検索上位に来る」と、アクセスが増える。
■┐3.「アクセスが増える⇒購入者数が増える」に隠された嘘
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実はこちらの方が重要です。
|2.アクセス(来客数)が増える
| ↓
|3.購入者数が増える
この図式に隠された嘘、わかりましたか?
◆1:検索の単語が悪いと購入につながらない
来客数が多くても、購入につながらない場合があります。
例えば、
「"今日はパスタを食べよう"と思っている人は、
白いごはんが売りの食堂には入りません。」
「"Wiiのゲームソフト"と買いに来た人は、
おもいつきで聖書を買うことはありません。」
こんなことは、当たり前に解りますよね。
これ、ホームページでも同じです。
「パスタ」を探してホームページを見ていた人が、
白いごはんが売りの食堂のホームページを見て、その店に来ることはありません。
「Wiiスポーツ(ゲームソフトの名前)」を探している人が、
聖書の購入ページを見ても、注文したりしません。
当たり前ですよね。
「検索したキーワード(言葉)」と
「ホームページの内容」は、一致していなければいけません。
ホームページと一致していない単語の検索でアクセスを集めても、
売上は上がらないということです。
上記の例は極端な例ですが、
"類た単語同士"でも売上につながる場合とつながらない場合があります。
例えば、私たちのようなホームページ作成業者の場合、
「ホームページ作成」で検索した人は売り上げにつながりますが
「ホームページの作り方」はほとんど売り上げにつながりません。
「ホームページの作り方」で検索する人は、
ホームページの作り方を勉強するために検索しているからでしょう。
このように、細かな違いでも売上につながらない場合があります。
検索上位を目指すときは、
【何の単語で上位を目指すか?】
きちんと考えなければいけません。
◆2:ホームページの内容が悪いと、いくらお客さんが来ても売れない
2つ目の嘘は、
ホームページの質を考慮していないことです。
「人気のキーワードで検索上位表示」
「たくさんの人がアクセス」
「検索キーワードとホームページの内容もバッチリ一致」
していても、ホームページの内容が悪いとまったく売れません。
ホームページの内容とは、
・ホームページに書かれている文章
・文章の順序やページ分けなどの構成
・ホームページに載っている写真や画像
などの内容です。
これが悪いと、いくら人を集めてもまったく売れません。
実際の店に例えると、こうです。
「若者が集まる街"渋谷"の大通りに、若者向けの洋服屋が出来ました。
開店以来、たくさん人が入っています。
でも、なぜかまったく売れていないそうなのです。
なぜだろう?と思って覗いてみると
【商品がぐちゃぐちゃに置いてある】
【店の中が汚い】
【「うちはフランクなんで」と店員が意味不明な説明をしてくる】
【商品の値段がわかりづらい】
【店員に詳細を聞いても「ちょっとわかんないです」と回答される】
なんとも、中身が最悪なお店だったのです。」
こんなお店、売れなくて当然ですよね?
あなたのホームページは、こんな「売れなくて当然なお店」になっていませんか?
◆隠された嘘
アクセスが多くても売れません。
「自分のホームページがある程度売る力があることが前提で」
「自分のホームページに合致したキーワードで検索した人が来て」
初めて売上があがります。
■┐【まとめ】検索順位ばかりに惑わされないように
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「検索順位を上げたいんだ!」と、
検索順位を上げることが目的のように考えている人がいますが、
それは間違いです。
「きちんと検索されているキーワードで検索上位を目指す」
「キーワードとホームページの内容は一致しなければいけない」
「その前に、自分のホームページがある程度売る力を持っていなければいけない」
検索順位以外にもこの3つをきちんと考えておきましょう。