「世界へ向けて!」という勘違い。地元密着で役立つホームページ。
ホームページを使えば世界中につながる、、、わけですが、 商売人の目で見れば、そこには違った光景が見えてきます。 「世界へ向けて!」の名目通りにホームページを役立てているのは 控えめに「日本全国へ向けて」として考えても、 今回は、そんな地域に根付いて活躍する中小企業へ向けてのお話です。 多くの企業が、「地元に向けて」ホームページを活用しております。 「うちは地域密着だから世界につながるインターネットは関係ないよ」 そんな風に思っていませんか? ホームページは世界に向けて、それは大きな勘違いです。 ◆「行くのがメンドクサイ」商圏はホームページの世界でも有効です。 「どの範囲の人が来店してくれるのか?」を考える”商圏”です。 端的に言うと、コンビニなら半径500mスーパーなら2Kmが商圏などと言われます。 商圏以外の人は絶対に来れないという絶対的な区分ではなく、 この商圏の考えは、「世界中へ」と謳われたホームページの世界でも有効です。 ホームページを出したからと言って、 冷静に考えれば当たり前ですよね。 いくらホームページを見たからといって、わざわざ遠くまで行きません。 「行くのがメンドクサイ」ですから。 ◆大変化はない。「ちょっと良くしてくれる」のがホームページの役目。 というと、 現状を”ちょっと良くしてくれる”のがホームページです。 “ちょっと良く”を具体的に言うと、以下の3つがあげられます。 —– あなたは、地元にあるお店を全て知っているでしょうか? 普段通る道沿いに在るお店はほとんど知っていても、 逆も然りで、あなたのお客さんになりえる商圏内の人でも、 ここでホームページが活躍します。 普段あなたのお店の前を通らないお客さんも、 今までは、お店の前の看板だけが顧客への接触機会だったわけですが、 この接触機会がインターネット上に増えるというわけです。 気づいてもらえた人数に比例して、業績も少しずつ上がるでしょう。 —– ホームページの優れたところは「文字の情報を伝えられる」ことです。 その文字で伝える意味によって、他店との差別化が可能になります。 例えば、ラーメン屋の店主のコダワリは、 飯を食べに来たお客さんに「コダワリ」を説法するのは迷惑ですが、 うまいラーメン屋をホームページで探している人には、 これが他店との差別化となり、客足を増進させます。 それに、 —– 差別化が進むと、商圏が広がることがあります。 「ちょっと遠くて面倒だけどおいしそうだから」と、 面倒をしてでもお客さんが行く理由が差別化によって生まれるのです。 とは言っても、”日本全国”に一気に道が開けるわけではありません。 沖縄の人を北海道まで連れてくるのは難しいですが、 ホームページの成果は、前述の3つの”ちょっとした良いこと”です。 正直に言いますが、 「ホームページで一気に世界が変わる」ような大変化は望めません。 とはいっても、”千里の道も一歩から”で、 この小さな効果が積み重なった先に大成功が在るのもまた事実です。 商売人として、 ◆まとめ ホームページが生むのは小さな成果。 ◇次週予告:来週は「具体的にやるべきこと」 「地元密着型のホームページでやるべき対策とは?」 今週お伝えしたかったのですが次週に持ち越します。 建前は、今号のボリュームオーバーによる分割ですが、 箇条書きの「やるべきことリスト」も掲載予定です。
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■ゴールデンウィークの休業日について4月27日(土)~4月29日(月)、 詳しくはこちら↓ ホームページ内検索 |