◆意外に知らないのが地元。ホームページというアプローチ方法。
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私のオフィスは神奈川県の横浜にあり、少し歩けばそこは有名な観光地です。
碁盤の目状に走る狭い路地に無数の飲食店が所狭しと立ち並んでいます。
通勤で使ういつもの道から一本裏路地に行くだけで、
知らない店を毎回見つかることが出来るほどです。
「地元って言っても、意外に知らないもんだなー」
およそ2年間、毎日のように足を運んでいるこの土地。
いわば私の"地元"なのですが、意外に知らないことが多いのです。
お客の側からすれば、他の店があるので困らないのですが、
お店側からすると地元の人に気づかれないと言うのは、
それだけチャンスを逃していることになり、なんとも歯痒い事でしょう。
「なんとかしてうちの店に気づいて欲しい、知ってもらいたい。」
ポスティングやティッシュ配り、フリーペーパーへの掲載など、
様々な方法を駆使して気づいてもらう努力が欠かせないのですが、
それらの努力の中の一つの方法として見逃せないのが、ホームページです。
「ホームページ=世界中に、日本全国が相手」というイメージがありますが、
以外にも地元密着型の商売で役に立つものです。
ここまでは前号の内容の復習です。
今号では、
地元密着の商売でホームページを有効活用するために、
具体的に打つべき対策についてお伝えします。
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◆地域密着型ホームページで、今すぐ出来る対策3つ
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1.タイトルには必ず"地域名"を入れ込む
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ホームページのタイトルは、
検索エンジンの検索結果画面に一番目立つように表示されます。
(大きい青い字で、クリックできる文字のことです。)
かなり目に付きやすいため、多くの人がこのタイトルを読んでいます。
タイトルには必ず"地域名"を入れましょう。
例えば横浜にあるパン屋なら、
「焼きたてパン屋【○×ベーカリー】横浜 関内駅前」
といった具合です。
タイトルに"地域名"を入れておくことで、
「あなたがお探しの地域だよ」と効果的に伝えることが出来ます。
来店する気マンマンの人は、確実にいける範囲のお店だけを探しているため、
「探している地域」と伝えることは大きなアピールになります。
2.パッと見てすぐわかる場所に"住所"を明記する
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来店する気マンマンの人が気にする"地域"ですが、
これをタイトルに記載するだけでは不十分です。
全ての人が検索結果画面から来るとは限らないですし、
ホームページのタイトルは検索結果画面にしか表示されないからです。*1
ホームページの目立つ部分、
パッと見てすぐわかる場所に明記しておきましょう。
オススメの場所は、
全ページの最上部に共通して横たわるヘッダーの部分です。
全てのページの一番上に入れ込むことが出来ますから、
かなり目立たせることが出来ます。
明記する内容は、駅名や市名、町名などの"地域名"でなく
完全な"住所"を入れるようにしましょう。
私の職場なら、
【神奈川県横浜市中区尾上町6-89スカイビル7階】
といった具合です。
これは、ホームページを見た後日に、
住所だけパッと確認したくなるケースに備えるためです。
全ページの最上部であるヘッダー部分に"住所"が入っていれば、
ホームページを開いた瞬間に"住所"が判り便利です。
さらに住所とセットで"電話番号"も入れておくと良いでしょう。
カーナビを使う人にとっては、
住所より電話番号から検索した方が早くてラクチンですし、
来店前に一報の電話を入れる人にとっても、
わざわざ会社案内のページで電話番号を探さずに済みます。
*1:ホームページのタイトルの表示場所について補足
正確には、ブラウザウィンドウの最上部にも表示されますが、
相当に注意しなければ気づけないほど小さい表示です。
3.地図入り検索結果に掲載する
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まず、
GoogleやYahoo!で、「東京駅 ホテル」と検索してください。*2
検索結果の一番上に、地図入りの結果が表示されますよね。
地域名+サービス名(商品名)で検索すると、
このように、地図入りの検索結果が表示されます。
(場合によって、表示されないこともあります。)
地図入りなので場所もわかりやすいですし、
何より目立ちますよね。
ここに自分のホームページが掲載できれば、
自ずと認知度が向上すると期待できます。
Yahoo!では「Yahoo!ビジネスセンター」を使って
http://business.yahoo.co.jp/local/
Googleでは「Googleローカルビジネスセンター」を使って
https://www.google.com/accounts/ServiceLogin?hl=ja&service=lbc
それぞれこの検索結果の地図に載せることが出来ます。
Googleは無料で掲載できますので、
必ず挑戦してください。
Yahoo!では、年間6300円~程度の費用が掛かりますが、
バカ高い金額ではないので、試しにやってみると良いでしょう。
有料なだけあって、きちんと営業マンがフォローしてくれるので、
ホームページ音痴でも安心です。
*2:Bing(MSN)の地図入り検索
将来Yahoo!検索の心臓部分になると注目のBingですが、
こちらは地図入り検索が確認出来ていません。
アメリカ本国のBingでは地図入り検索を確認できたのですが。。。
おそらく、Yahoo!の心臓になる数年の間に対処されるでしょうから、
それまで大人しく待ちましょう。
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どれも簡単で、すぐに出来る対策ばかりです。
もちろん簡単なだけあって効果もそれなりで、
強烈な効果を発揮する劇薬ではありません。
「小さな事でもコツコツと。」
新人を育てるとき、小さな事から当たらせるイメージです。
コツコツを続けていればいつしか成長し、
気づけば強烈な劇薬にも耐えられるようになります。
劇薬的な手法に挑戦するのは、それからでも遅くありません。
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◆まとめ
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地域密着型ホームページで今すぐ出来る対策3つ。
1.タイトルには必ず"地域名"を入れ込む
2.パッと見てすぐわかる場所に"住所"を明記する
3.地図入り検索結果に掲載する
まずは小さな事からコツコツと。
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