◆新事業のチャンス?飛び込むか否かはあなた次第。
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『これは、、新事業のチャンスかも知れない!』
事業を営んでいると、そんな瞬間に巡り合う事もあるかと思います。
『今現在の事業とはちょっと違う分野。
とはいっても完全に別分野ではなく、少しだけ共通している。
今ままでのノウハウも一部は役に立ちそう。
成功すれば、事業分野が広がり経営も安定する。
でも、やはり新事業。リスクは付き物。
チャンスに見えて、実は落とし穴かも知れない。
ハイリスク・ハイリターンの勝負になる。
さて、、どうするか?』
もちろん、絶対の正解は無く、十人十色。
“一所懸命”を貫き、新事業へのチャンスを見送るのも、
“井の中の蛙”を脱するため、果敢に挑むのも、
どちらも一理ある答えです。
どちらが正しいかの判断は、社長ごとに異なることでしょう。
あなたはどちらを選びやすいタイプですか?
もし、後者の「果敢に挑戦する」が好きならば、
今回のコラムは必見です。一生使う生きた知恵になります。
◆肝っ玉社長ならではの「多角化」も一つの美。
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「失敗のリスクを恐れず、新事業でもチャンスと見れば果敢に挑む」
という肝っ玉社長の場合、自然と「多角化」の道を歩みます。
埼玉県にある「エンデュランス」も肝っ玉社長が経営しており、
例に洩れず多角化の道を歩んでいる企業の一つです。
まずは大企業からの部品発注のチャンスを狙い部品工場を作り、
次いでアジア諸国の急成長に目をつけアジア製バイクの輸入を始め、
と、様々なチャンスに挑み続けました。
「街のバイク屋」という1法人1事業だった小さな会社は
2009年現在、3法人、6事業部署にまで多角化しました。
また、
東京都にある「ブリザードジム」も少しずつ多角化の道を歩んでいます。
「キックボクシング」をベースに始まったスポーツジムですが、
まずは「女性専用エクササイズ」を雑誌取材が来るほどに成長させ、
矢継ぎ早に「総合格闘技」「キッズ グローブ空手」と、
多用なコース展開をしています。
「株式会社アーククロス」も新事業に備えて設立された新しい会社で、
「アークデスク」というレンタル自習室の事業を開始しています。
それぞれの企業でやり方に違いはありますが、
共通する社長の「恐れず挑む姿勢」は尊敬せずには居られません。
ずっと一つだけやり続ける”コダワリ”にも美を感じますが、
挑み続けた結果の多角化にもまた違った一つの”美”を感じます。
◆ごった煮になるホームページ。多角化でよくある失敗。
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「一つのホームページに全て詰め込み、ごった煮状態になってしまう」
挑み続けた結果の多角化で、よく起きる失敗です。
たまたま、挑んだ先の事業内容が現在の事業の延長線上にあれば
そのまま一つのホームページに詰め込んでも問題ありません。
しかし、挑戦の先が延長線ではない違った事業内容になるのならば、
同じホームページに同居させることは難しくなります。
今の事業の延長線か否か、とっても簡単に判断できそうですが、
実は案外難しく、多くの企業がこの判断に失敗しています。
なぜ難しいのかは、見る立場の違いにあり、
会社側から見て延長線でもお客さんにとってはまったくの別物
という場合が多いのです。
前述の「エンデュランス」を例にだせば、
アジア製バイクの輸入、バイクパーツの下請け製造、バイクレースのプロデュース
という3つの事業は全てバイクに関連した延長線の事業です。
しかし、見る側のお客さんにとっては全てが別物。
個人で使うためのアジア製バイクを探しに来た人は、
大企業向けの下請け製造の話は無関係でまったく興味が無く、
高い金を掛けてスピードを競うバイクレースに興味がある人は、
安価なアジア製バイクを求めているわけではありません。
会社側の見え方とお客さんの見え方はまったく異なります。
延長線かどうか判断するときは、必ずお客さん目線で見てください。
蛇足ですが、
2009年8月現在のエンデュランスのホームページでは、
「アジア製バイク」と「バイクレース」のコンテンツが混在しており、
ごった煮の状態です。
この状態を改善すべく、私監修の元リニューアル案件が進行中ですが、
その時の打ち合わせが今号の元ネタになっています。
◆多角化に合わせた体制変化。ホームページもご一緒に。
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多角化に合わせて企業の体制が変化するように、
多角化したら、ホームページの体制も変化する。
これを必ず覚えてください。
ホームページの体制が変化するとは、
「お客さんから見た事業内容の区切りごとにホームページを分割する」
ということです。
新しいことにあえて挑まず”一所懸命”を貫き通すのであれば、
無関係な知識かもしれませんが、
「恐れず挑む」タイプの経営者であれば、
長い起業家人生で何度も使う生きた知恵になります。
◆まとめ
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新しいことに挑戦していれば自然と多角化してくるのが事業。
事業が多角化したら「お客さん目線」でホームページを分割して。