◆絶対に検索しても出てこないホームページ?
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「大変です!
うちのホームページ検索しても出てこないんです。
一体どうしたらいいんでしょうか?」
お客さんからたまににいただく相談の一つです。
検索に出てこなければ当然”見に来るお客さん”も皆無で、
商売用ホームページにとっては大問題です。
即座に対応策を考えたいところですが、
多くの場合私はこう答えています。
「まずは2~3日待ってみましょう」と
なぜかというと、検索に出てこないという相談のほとんどが、
ホームページ開設直後に寄せられる物だからです。
ホームページ開設直後というのは、どうしても検索に出てきません。
必死の形相で頑張ろうとも、徹夜で寝ずに対策をしようとも、
「開設直後のホームページは絶対に検索には出てきません」
あなたが何か悪いことをしたとか、検索エンジンに嫌われたとかではなく、
ただ単に”反映に時間がかかる”というのが検索エンジンの特徴だからです。
ジタバタ慌て無駄な対策をするよりは2~3日何もせずに待つ方が上策です。
待っている間、他の有効的なことに時間を使えますからね。
◆SEOが長期戦になる理由。短期決戦には使えない。
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「SEOは将来に向けた種まきです」
そんな例え話を聞いた事は無いでしょうか?
「SEOは即効性が無く将来的にジワジワ効いてくる」
という特徴を指した例え話です。
さらにいうと、
SEOは短期決戦では役に立たずどうしても長期戦を強いられます。
前述の「反映に時間がかかる」という検索エンジンの特徴に由来するものです。
『時間がかかると言っても数日でしょ?』
などと侮らないでください。
“一つの実施策”の反映だけなら数日で済みますが、
そうそう一発で決まるわけも無く試行錯誤は欠かせません。
一つ実施しては数日待って結果を観察し、
また一つ実施しては数日待って結果を観察し、
、、、
と、何十回も何百回も繰り返すことになり、
結果、何ヶ月、何年という時間が必要になります。
SEOは時間のかかる長期戦。
数ヵ月後、数年後の儲けのための種まきなのです。
その性質上、明日の売上を上げる短期決戦には使えないのでご注意を。
◆短期決戦ならSEOより検索連動型広告が有効です。
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SEOはその特性上、
「すぐに売上を上げたい!」
という短期決戦には向いていません。
短期決戦を仕掛けたいのなら、
SEOよりも「検索連動型広告」が有効です。
検索連動型広告とは、
一言で言うと「お金を払うことで順位が買える」物で、
検索結果画面の上部に有料の広告を出せるという仕組みです。
この検索連動型広告は、Google、Yahoo!双方ともに出稿が可能です。
★Yahoo!検索連動型広告(オーバーチュア)
http://ov.yahoo.co.jp/
★Google検索連動型広告(アドワーズ)
http://adwords.google.co.jp/
SEOと違い時間はまったくかかりません。
広告を出した瞬間から検索上位に自社ホームページを出すことが可能です。
その変わりに、けっこうなお金が掛かりますが。
◆赤字になりやすい検索連動型広告。無闇に出稿する前に損益計算を。
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時間を掛けず、すぐに上位に表示できる検索連動型広告。
とっても気になる、そのお値段ですが、、、、、
、、、、
実は一概に「○万円」と言い切ることが出来ません。
広告の費用が1回クリックごとに課金される「クリック課金」式で、
しかも1クリックの単価がライバル業者とのオークションで決定するからです。
クリック単価の相場は
「どのキーワードで検索した時に広告を出すか」で大きく異なりますが、
おおよその目安として、
・ニッチなキーワードで、ワンクリック30円
・メジャーなキーワードで、ワンクリック100円
・激戦区のキーワードで、ワンクリック1000円
といった具合です。
広告の総額は、この単価×実際にクリックされた数で決まります。
例えば、
ワンクリック100円のキーワードで月当たり1000クリック集めたのなら、
広告費用は100×1000で、一ヶ月の総額10万円になります。
一ヶ月10万円ともなると、けっこうな費用です。
「ほぃほぃ」と適当に出稿すれば、そのままそっくり赤字になります。
出稿前に、儲かりそうかどうかの見極めをしておきましょう。
儲かるかどうかの見極めには、
広告費用とクリック数(=アクセス数)から逆算する方法が使えます。
前述の例で計算してみましょう。
広告の総額が10万円かかっていますので、
広告経由の訪問者で最低でも10万円の利益を出す必要があるのが解ります。
ホームページの場合「見てるだけ」の冷やかし客が多く購入率は良くて1%、
1000人の訪問で10人に売れれば上出来です。
ようするに、この10人で10万円の利益をたたき出す必要があるということです。
さらに、10万円という数字は”利益”です。荒利率が50%の商材だったとしても、
売上はその倍の20万円必要ということになります。
ここからはじき出された計算は、客単価2万円となります。
これ以下なら赤字、これ以上でやっと黒字が出るわけです。
あなたの会社の場合、どうですか?
正確には扱う商材やホームページの出来によって大きく変わりますので、
上の数字はあくまで参考です。
実際に検討する際には、
きちんと”自社の場合”の数字で計算してください。
きちんと事前に計算しておくと、
「ワンクリック○円ぐらいまでならOK」という感覚もつかめます。
わけもわからないまま高額なキーワードに出稿してしまい、
大赤字を出す危険がグッと低くなりますよ。
◆まとめ
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SEOは時間のかかる長期戦。短期決戦には使えない。
短期決戦なら「検索連動型広告」損益計算できれば取り組む価値有り。