◆よくある風景「何を書く?」
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「ホームページはコンテンツ(内容)が重要って言うよね。
でも、具体的に何を書けばいいんですかね?」
今のご時世、事業を起こすにはホームページが必要。
それじゃあホームページを作ろう、と
具体的に考えた瞬間に直面する問題です。
この問題は、ホームページを作った誰しもが経験しています。
ホームページ作成現場でよくある風景です。
「うちの場合、何を書けばいいんだろうか?」
◆「参考」に潜む甘い誘惑
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「とりあえずあの会社を参考にしよう」
ホームページに載せるコンテンツを考えた結果、
多くの人がこの結論に至ります。
私の元へ相談に駆け込んできた人の中で言えば、
おおよそ9割の方がこの結論に達します。
もちろん、
ライバルである他社を知ることは重要であり、
他社を「参考」にすることは欠かせません。
私に相談を持ちかけた人の例で言えば、
他社を参考にしようとしない残り1割の方は、
まったくの新規事業で参考になる他社が居ないか、
ホームページを真剣に考えていないか、
この2つのどちらかです。
真剣にホームページのことを考えるのなら、
他社を参考にするべきなのですが、
ここで一つだけ気をつけて欲しいことがあります。
それは、
「参考」のつもりがいつの間にか「猿真似」に
変わってしまうことです。
◆違うのは売り方。「参考」が「猿真似」になる瞬間
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“参考”にするときに重要なポイントは、
「どうやってお客さんに商品を売り込んでいるか?」
という、ホームページの裏にある狙いを理解することです。
この狙いを理解せずに、
コンテンツだけを真似すると失敗します。
例えば、
業界大手のホームページを真似する例です。
大手のホームページを見ると、
デザインも良く、製品の性能説明も細かく書かれています。
「これはいい!」と、
デザインや製品説明の書き方をそのまま真似しました。
実はこれ、
もうすでに失敗しています。
なぜでしょうか?
そう、
どうやって売り込んでいるか
その裏側の狙いを理解していないからです。
大手の売り方は、
「実績数が多い業界最大手である信頼を武器に
商品を売り込むこと」
だったり、
「ホームページはイメージアップだけが狙いで、
実際の売り込みは営業部隊がやっている」
だったりと、
私たちが目指すべき方向とは大きく異なります。
裏側の狙いが違うのであれば、
当然、ホームページのコンテンツも異なります。
これを理解しない「真似」はほぼ確実に失敗します。
◆参考はあくまで調査。コンテンツは自社独自
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参考の目的は、あくまで調査です。
他社の売り方を見ることで、
お客さんの傾向を捉えることができ
他社の短所を理解することで
自社独自の長所が見えてきます。
こういった情報は、
自社ホームページのコンテンツの肥やしにしましょう。
けっきょくは、コンテンツは自社独自が理想です。
自社独自の売り込みをしたコンテンツは、
「差別化」という大きな武器になります。
◆まとめ
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猿真似ホームページはうまく行かない。
参考のつもりが猿真似にならないように注意。
差別化の第一歩、コンテンツは自社独自が理想。
他社ホームページの参考もほどほどに。